V-Dem · 178か国 · スコア/100 · 1945〜2025年
V-Dem(Varieties of Democracy、イェーテボリ大学)プロジェクトが算出する自由民主主義スコアを、0から100の尺度に換算したもの。自由で公正な選挙の実施、表現・結社の自由、法の下の平等、そして行政府に対する実効的な抑制機構の存在を組み合わせている。
V-Demデータ、178か国、1945〜2025年。手法の核心は国ごとの専門家による評点――数千人の協力者による――を、意見の不一致を加重し信頼区間を公表する統計モデルで集計する点にある。ここが留意すべき限界である――これは較正された専門家の評価であり、物理的な測定値ではない。
6段階の階級は、20未満(権威主義)から80以上(確立された民主主義)まで。この地図の面白さは、ある一年の水準そのものよりも「推移」にある――タイムスライダーは1945年まで遡り、系列を再生することで初めて、民主化の3つの波とその後の後退が見えてくる。
V-Demはおよそ2012年を、1945年以来初めてとなる世界的な民主主義後退局面の始まりと位置づけている――それ以降、権威主義化する国の数が民主化する国の数を上回っている。この後退はクーデターという形をとることはまれで、選挙は維持しながら報道・司法・野党を弱めるという、侵食によって進む。